麻薬・薬物・シンナー

世の中、「麻薬追放」「薬物反対」「シンナー禁止」などという文字がよく目に付く。
しかし、よくよく考えてみればこういった文言は馬鹿げたものである。
何故ならば、これらは薬物中毒者のみならず多くの“普通の”人が恩恵に与っているものだからである。

「麻薬」
麻薬は、医師の使う麻酔薬の一種として広く使われている。
代表的なものにモルヒネがある。これは強力な鎮痛作用があるとされる。
「薬物」
薬物というのは、医薬品を含む生理的な作用のあるあらゆるものの総称である。
これを全否定してしまうのは酷いものだ。
「シンナー」
塗料・マーカーの溶剤として使用されており、シミ抜きとしてもよく使われる。
独特の匂いのある油性マーカーの、匂いの元がこれである。

勿論「乱用」を勧める訳ではないが、言葉はよく考えて適切に使いたいものである。