「光陰矢の如し」の英訳

「光陰矢の如し」
時というものは、矢のように過ぎ去っていくものだ。

これは有名な諺だが、英語にも似たような表現がある。
 "Time flies." (時は飛ぶ)
よく日本語直訳風の表現で "Time flies like an allow." と言うが、これは誤り。

この "Time flies like an allow." は、考えようによっては5通りの読み取り方ができる。
(以下、Sは主語、Vは述語、Oは目的語、他は修飾語)

1. "Time(S) flies(V) like an allow." 時は矢の如く飛ぶ。
2. "Time flies(S) like(V) an allow(O)." トキバエ(?) は矢を好む。
3. "Time(V) flies(O) like an allow." 矢を測るように蝿を測りなさい。
4. "Time(V) flies(O) like an allow." 矢が測るように蝿を測りなさい。
5. "Time(V) flies like an allow(O)." 矢のような蝿を測りなさい。

これは、言葉の多義性を表している。このような文は機械翻訳ではなかなか訳せない。
・time: 名詞で「時」、動詞で「測る」
・flies(fly): 動詞で「飛ぶ」、名詞で「蝿」
・like: 前置詞・形容詞で「〜のように/な」、動詞で「好く」


出典: NHK新基礎英語3テキスト2003年度8月号より


因みに、"Buffalo Buffalo Buffalo …(中略)… Buffalo." という文もある。


執筆: 2005年4月6日, 最終更新: 2008年7月31日

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