山手線とは、東京都内を環状運転する路線である。
大阪で言えば大阪環状線である。
では、山手線の起終点はどこだろうか。
結論を言うと、起点は品川、終点は田端である。
品川~新宿~田端の間が山手線であって、他の部分は山手線ではない。
線籍上、東京~品川間は東海道本線、東京~田端間は東北本線に属しているのである。
ちなみに、山手線の行先表示は、アナログ式の方向幕では常に「山手線」、電光掲示板では「○○・○○方面」となっている。[注1]
続いて、埼京線の話。
埼京線は、大宮から東北新幹線と並走しつつ赤羽を通り、池袋・新宿・渋谷を通って、大崎からりんかい線へと直通する路線である。
大宮~川越間の「川越線」をも含めて言うこともある。
だが、この「埼京線」と言う路線名は、正式名称ではない。
線籍上の正式名称は、以下の通りである。
現在の「埼京線」が開業して以来全く案内に使われていない「赤羽線」という名前であるが、線籍上はちゃんと残っているのである。
^ 1. 車庫入り前の周回は「大崎」等の行先が表示される。