「猫踏んじゃった」は、単純な動きの繰り返しで簡単に弾くことができます。
右手の運指はたった4通りしかありません。
左手は極端に言えば指1本でも弾くことができます。
細かいのを読みたくない方は、取り敢えず弾き方アニメーションをご覧ください。
「猫踏んじゃった」の右手の運指は、以下の4通りしかありません。
まずはこの4通りを押さえましょう。
# | 運指 | 備考 |
---|---|---|
① | 中指でレ♯ | |
② | 人差指でド♯ | |
③ | 親指でラ♯ 小指でファ♯ (同時に弾く) |
|
④ | 親指でシ 小指でファ (同時に弾く) |
右手は下図のように構えておくと良いでしょう。
右手をこの位置から動かす必要はありません。これが右手のホームポジションです。
以降、この①②③④をどのように弾いていくかを見ていきます。
最初の4小節は以下の通り。
早い話が、「ねこ」が①②で、「じゃった」が③です。
「ひっかいた」まで行ったら親指と小指を動かして④を弾きます。
続く4小節は、上の4小節のうちの③を④に、④を③に入れ替えたものです。
2番目の8小節(第9~16小節)の右手の動きは、最初の8小節(第1~8小節)と全く同じです。
次の8小節は以下の通り。
主に歌詞の付いた音符は左手で弾き、右手は伴奏です。
歌詞の無い部分なので少しわかり難いかもしれませんが、動きは非常に単純です。
最後の8小節(第25~32小節)は、最初の8小節(第1~8小節)と同じです。
最初の8小節(第1~8小節)で左手で弾くキーは以下の3つです。
指1本で順次叩いていけば良いでしょう。
弾き方は以下の通り。「ねこふんじゃった」の「ふん」に相当するところを弾いていきます。
最初の4小節では Ⓐ → Ⓑ → Ⓒ と下がっていき、続く4小節では Ⓒ → Ⓑ → Ⓐ と上がっていきます。
2番目の8小節(第9~16小節)で左手で弾くキーは以下の3つです。
右手で弾く部分よりも右側を弾くので、両手が交叉することになります。
弾き方は以下の通り。弾くキーこそ違いますが、概ね最初の8小節と似ています。
まず Ⓓ → Ⓔ → Ⓕ と上がっていき、続いて Ⓕ → Ⓔ → Ⓓ と下がっていきます。
3番目の8小節(第17~24小節)は少し複雑です。
まず Ⓐ → Ⓒ → Ⓐ → Ⓒ と交互に弾いた後、Ⓐの周りのキーを Ⓐ → Ⓟ → Ⓐ → Ⓠ → Ⓡ と弾きます。
ここは2~3本の指を使った方が弾き易いでしょう。好きな指で弾いてください。
続いて、右に1音ずつずらしてこれと同様に弾きます。
まず Ⓡ → Ⓑ → Ⓡ → Ⓑ と交互に弾いた後、Ⓡの周りのキーを Ⓡ → Ⓠ → Ⓡ → Ⓢ → Ⓣ と弾きます。
最後の8小節(第25~32小節)は、最初の8小節(第1~8小節)と同じです。
「おまけ」と呼んでいる部分は本当は “Shave and a Haircut, Two Bits”(シェービングとヘアカット 25セント)という別の曲ですが、
「猫踏んじゃった」に続けて演奏されることが多いのでここに併せて書きます。
運指と弾き方は下図の通り。
以下の要領で弾いていきます。
以上です。