7676ヒット記念 「ただの座談会」

参加者

録音

2006年11月15日~21日
書き起こし: 鵺
一部箇所を編集・省略

はじめ

水鏡光流(以下、水鏡): これって企画名とかあったっけ? 本当にあったっけ?
鵺: 無いんじゃないかな?
水鏡: 無かったっけ。
鵺: 無いんじゃないかな。
水鏡: じゃあ名付けようよ。
鵺: うん。
水鏡: ただの座談会じゃ寂しいじゃんか。
鵺: ただの座談会でも良いんじゃない。
水鏡: じゃあただの座談会で。
鵺: わかった。
水鏡: これはただの座談会です(笑) ただのくだらないダザンカイです、たぶん。
鵺: ダザンカイって言わなかった?
水鏡: え、ウソ、言った?! わかんない、言ったかも! 気にしちゃだめだよ(笑)やべえ、テンション高え。
鵺: のっけからテンション高すぎんじゃないの?

水鏡: と言う訳で、言わずと知れた参加者は、鵺帝国の皇帝さんと、小部屋の住人です。手始めに、自己紹介から行きましょう。じゃんけん、ぽい。負けたー。って君、喋ろうよ!
鵺: あ、そう言えばあんまり喋ってないね。

自己紹介

水鏡の自己紹介

水鏡: 負けたので私から自己紹介したいと思います。ハンドルネームは水鏡光流。
水鏡: 自己紹介で喋ろうと(喋らせようと)思っているのは、「ハンドルネーム」と、「何か好きなことについて」と、「何か嫌いなことについて」と、「座右の銘」と、「将来の夢的なもの」についてです。
鵺: 「将来の夢的なもの」って何だよ!
水鏡: いや、だって…… まあ、「的なもの」で。
鵺: 「的なもの」ですかあ。
水鏡: 楽じゃない? その方が。「将来の夢! 私はこうなりたい!」とかそういう熱いソウルの持ち主じゃないじゃん、僕ら。
鵺: うん。確かに。
水鏡: 違うじゃん。
鵺: 違うねえ。
水鏡: だから「将来の夢的なもの」で。
鵺: うん。
水鏡: そこよろしく。

水鏡: ……と言う訳で仕切りなおして、ハンドルネームは水鏡光流です。変な字書くけど、スイキョウさんじゃないしミズカガミさんじゃないしコウリュウさんでもないからよろしくお願いします。
鵺: うん、確かに読みにくいね。
水鏡: すみませんねえ。ハンドルネームを決めた後にハンドルネームの下の名前の位置にある「光流」っていうその同じ字を書いてミツルって読む作家さんがい(るのに気がつい)て、ビビりましたね。しかもその人の作品好きなんだよ。パクったと思われてるよ、きっと、たぶん。
鵺: そんなこともないでしょう。
水鏡: まあ、そうなんだけどさ。うん、吃驚したよ。ミツルじゃないよ私はヒカルだよ。

水鏡の好きなもの

水鏡: 自分で決めておいて喋ることがないよ。「好きなこと、もの、その他」。うーん。落書きが好きです。駄目じゃん(笑) でも上達しないんだよねー。最近はあんまり読書ができてなくて切ない日々を送っております。何かお薦めの本とかない?
鵺: お薦めの本ねえ。推理小説しか読まないんだけど。
水鏡: 別に推理でもいいよ。グデングデンにエグいものとか読んでみたかったりねえ、フフフ(笑)
鵺: 推理小説しか読まないとか言っておきながら、全然関係ない本を最近友達に薦められて読んでみたんだけど。『私の嫌いな10の言葉』って。
水鏡: うわあ、素敵な題名してる。
鵺: ある種の哲学書みたいなものと考えておいてください。
水鏡: 哲学好き。いずれ哲学方面に進もうかと思ってたぐらい好きだよ。やっぱやめたんだけどね、「職がねえや」と思って。

水鏡の嫌いなもの

水鏡: じゃあ「好きなこと」はクリアと言う事で、独断と偏見により。
鵺: はい。
水鏡: じゃあ「嫌いなもの」。何だろう。言われると思いつかないな。担任の古典の授業が嫌いです、ごめんなさい。
鵺: 何で?
水鏡: 何だろうねえ。最近はまあ問題解いて最後の方に解説的なものをされて終わるんだけどさ。何だろうねえ。古典が嫌いなわけではなく寧ろ好きなんだけど。何だろう、何かつまんないんだよね。
鵺: 個人的にはあの先生は何となく好きなほうなんではあるけど。
水鏡: あの先生苦手なんだよ。2年も担任してもらっといてなんですけど、苦手なんですよ。
鵺: そうですかあ。
水鏡: 嫌いじゃないけど苦手。授業は嫌いだけど人は嫌いじゃない。でも苦手なんだよね。
鵺: まあ、そういうこともあるんじゃない?
水鏡: あるよね、そういうこともね。

水鏡: 過去嫌いだった科目は(中学)2年の時の理科II。
鵺: そんな内輪ネタを……
水鏡: ごめんごめん。えー、だってだってだって、先生が果てしなく煙草臭かったんだもん。
鵺: 全然煙草臭いのわかんないんだよなあ。
水鏡: 家に喫煙者いるとわかんないだろうな。
鵺: うん、最近父親は煙草やめたけどね。
水鏡: あ、偉い。
鵺: いや、ちょっと病気したからやめるしかなかったんだけど。
水鏡: あれー。
鵺: 母親は吸ってます。
水鏡: そうか吸ってますか。うちの父親は昔吸っていたらしいんだけど、私のお姉ちゃんが産まれる時にやめたらしくて、最近は煙草を吸っている人のそばに行くだけで噎せています。「お前本当に昔吸ってたのか」って感じです(笑)20年以上吸ってなかったらやっぱそうなるかねえ。
鵺: 吸ってたことがないのでわかりません。
水鏡: 私もわかんない。
鵺: 当たり前だー。
水鏡: 吸う予定も無いな。
鵺: うん、吸う予定も無い。

水鏡の座右の命

水鏡: じゃあ「嫌いなもの」もパスということで。パスじゃないよ、クリアって言おう。パスだと飛ばしたみたいで厭。
鵺: うん。
水鏡: 「座右の銘」。座右の銘。「為せば成る」って言えば格好良いけど「やりゃできる」って感じ。「何とかなるよ」的な意味をこめて投げやりに「やりゃできるよな」みたいな。「やる気ないじゃん」って感じだけど。
鵺: でもそれで確かに何となくこれまで何とかなってきたことも事実。
水鏡: 私って結構そういう人じゃない?
鵺: と言うか、この学校全体がそういう雰囲気だよ。教員も言ってるぐらいだから。
水鏡: 教員が言っちゃったかあ。そりゃあもう公認でいいね(笑) だって本当だよね。行事の前で練習とかするのって合唱コンぐらいじゃないですか?
鵺: あ、そうですねえ。
水鏡: だって体育祭だって当日に競技内容を知ったりとかしません?
鵺: うん。
水鏡: 練習してない競技が目茶滅茶多いよね。
鵺: 合唱コンは去年のは良かったねえ。
水鏡: イェイ。頑張ったね。
鵺: 何が良かったんだろね。
水鏡: 何が良かったんだろ。私そん時合唱コン実行委員だったからさ、喋ったじゃん。覚えてる?
鵺: 覚えてる覚えてる。
水鏡: マイクの前で(文章を)考えたんだけど。
鵺: アドリブクイーンとか呼ばれてたよね。
水鏡: イェーイ、アドリブクイーン(笑) 任して。だって考えてくと忘れちゃうんだもん。何とかなるからいいんだよ、ほら「やりゃできる」だよ。
鵺: おお、「やりゃできる」だ、繋がった(笑)
水鏡: で、その時の映像が学校説明会なんかでいまだに流れるらしいんだけど、何でだろ?
鵺: それは実行委員長が素晴らしかったからだよ。
水鏡: 何で?
鵺: いや、そういうことにしておこう。
水鏡: まあ、そうすると美しく纏まるよね。
鵺: うん。
水鏡: じゃあ美しく纏めとこう。

水鏡の将来の夢的なもの

水鏡: じゃあ「将来の夢『的なもの』」
鵺: 「的なもの」
水鏡: 「的なもの」。そこ重要。うーん、小説家になりたいなあとは思っているけど、まあ副業的なもので。
鵺: 副業?
水鏡: それで食べていこうと思ったら相当大変。
鵺: うーん、厳しいねえ。
水鏡: だって私、筆遅いんだよ。連載モノとか絶対無理だよ。だから副業的なもの。 大学生でいる間にどっかの出版社に送りつけて賞が取れたら良いなあ、と思っていなくもないけど。
鵺: 本業は?
水鏡: 本業は、心理学の、本当は犯罪心理学系が良いんだけど、大学に行って興味が変わるかもしれないからそこは保留で。心理学の研究者になりたいです。てか大学の研究室に居残って居残って居残って、居残って居残って居残っていつの間にか就職みたいな。そんな感じが良いなあ……
鵺: 大学というもののイメージが全然掴めないんだよねえ。
水鏡: 行きたい大学女子大なんだけど大丈夫かなあ。
鵺: えー?!
水鏡: あれ、知らないっけ。国立だけど。
鵺: 聞いてないよ。それはどうなの、大丈夫なんでしょうか?
水鏡: でも、教授がいいんだよお(笑) 教授で選んだよ私、大学。
鵺: 教授とかそういうのも全然わかんないし。誰でもいいや。誰でもいいも何も誰も知らない。
水鏡: まあそうだろうね普通。大丈夫かなあ、女子大。うん、まあ、いいよ、何とかなるよ、きっと。

水鏡: サークルとか入る気もないんで、って言ったらとある教員が、「そんな、その美声を活かさないなんて、勿体無いですよ!」って。美声? みたいな。
鵺: 確かに美声を活かさないと勿体無いかもしれないけど、でも確かに(自分も)サークル入る気はない。金かかりそうだし、酒とか飲まされそうだし。(この17年間一度も酒類を飲んだことがない)
水鏡: 甘酒ってお酒?
鵺: 酒ではないと思う。でもあれは嫌い。
水鏡: 私も嫌い。
鵺: 一口口に含んで、吐き出した。
水鏡: うえっ、って?
鵺: だからそれも含めて飲んではいない。
水鏡: ああ、そうだね。吐き出してるもんね。含んで吐き出したらそれは飲んでないね。うわあ、すごい徹底ぶり。酒に強いことはわかってるんだけどね。
鵺: うん、酒に強いことはわかってる。わかってると言うか……
水鏡: 家系的に?
鵺: 家系的に。パッチテストもそうだけど。
水鏡: 私、家系的だったらどっちに似ても弱い筈なんだけど(笑) パッチテストするじゃん。私皮膚弱いからさ、アルコールの脱脂綿があったところは寧ろより白くなってて、周りのテープが真っ赤っ赤になってる。「そこ?!」みたいな。テープ部分だけ目茶滅茶赤くなってて、「あー皮膚弱いねー」みたいな。
鵺: うわあ。
水鏡: 寧ろ悲しかったよ。

鵺の自己紹介

水鏡: じゃあそろそろバトンタッチで君の自己紹介……
鵺: ああ、まだ自己紹介だったんだ……
水鏡: そうだよ! 結構時間たったけどね。
鵺: うん、録音時間にして17分経ってる。
水鏡: おお。まあ文章にしたら一瞬なんだろうけどね。
鵺: まあね。
水鏡: と言う訳でバトンタッチ。はいハンドルネーム。
鵺: はい、総合雑学 鵺帝国の皇帝を名乗っている鵺と申します。何話すんだっけ?

鵺の好きなもの

水鏡: 「好きな何か」。
鵺: 「好きな何か」。何が好きなんだろうねえ。うん。一回パソコンの電源を入れたら何時間も切ることができない。
水鏡: それって…… 何してんの?
鵺: 何してんだろうねえ。サイトの更新はそんなに頻繁にしてるわけじゃないしね。何やってんだろ。最近は委員会の仕事なんかで忙しいのもあるけど、まあ適当に、くだらない情報を仕入れてみたりとか、ネット上の百科事典のWikipediaの編纂をちょっとしてみたりだとか。
水鏡: 使ったことあるけど、あれいろんな人が頑張って雑学詰め込んでくれてるから……
鵺: 頑張って雑学詰め込んでます。パソコン何時に切り上げてそっから勉強しようと思っても、絶対無理。勉強してからやんないと無理。
水鏡: 私は勉強してからじゃないと親の目が怖くて開けらんない。
鵺: 親の目はまったく怖くないんだけど、自分の欲望に勝てない。
水鏡: 駄目だよ、意志薄弱だよ。別にいいけど。
鵺: こんなことやってるから目が悪くなるんだよ。(笑) だって小学校5年生まで両目ともAだったのに、中1から眼鏡だよ。
水鏡: それまた凄いね。随分極端だね。私小5から眼鏡。そう言えば眼鏡族だったね2人とも。
鵺: そう言えばそうだね。この学校眼鏡族多いよね。
水鏡: そりゃ多いよ。一応、一応仮にも私立進学校の端くれだもん。

鵺の嫌いなもの

水鏡: じゃ、「嫌いな何か」。
鵺: 運動全般嫌い。
水鏡: あ、私も嫌い。水泳は好き。器械体操も好きだけど他は嫌い。
鵺: 水泳の授業あったらもうちょっと体育の成績上がるんじゃないかな、って思うけど。
水鏡: 私もそう思う。
鵺: でも目が悪くなってから一度も泳いでないから、だから泳げる自信がない。
水鏡: 私いまだに50m40秒位で行けるよ。
鵺: 遅くなってるんだろうなあ、っていう風に思う。
水鏡: そりゃそうだよね。
鵺: そりゃだってねえ。
水鏡: だって全然しねえじゃんこの学校、運動。
鵺: だって5年間もプールというものに入ってないんだよ。
水鏡: そんなに入ってないの? 遊びに行ったりもしないの。
鵺: しなーい。
水鏡: しないか。最近プール、ちゃんと泳ぐ用のプールには最近行ってない。

鵺: 去年になってやっとちょっと心を入れ替えて、それまで8年間ぐらい「体育なんて真面目にやってやるもんか」と思ってたのを、それなりに授業としては真面目に受けてやろうという気にはなったけど、教員が嫌いなのもあって、やっぱりちょっと、教科として馴染めないかなあ、と思う。
水鏡: うん。その教員私も嫌い。
鵺: 今まで体育が好きであったことがない。小学校入学以来11年間ずっと嫌い。
水鏡: 小学校のときはそんなに嫌いじゃなかったかも。
鵺: だってさあ、自分では真面目にやってるつもりでも、周りはそれを認めてくれないで、ふざけてるようにしか思ってくれないの。
水鏡: あー。
鵺: でまた、こういう言い方もアレだけど、スポーツのできる人っていうのは、できる人の感覚でいるから、できない人のことよく解ってないみたいで。
水鏡: 「何でできないの?」って。
鵺: そう。
水鏡: 「簡単じゃーん」って言われてもできねえんだよお、みたいな。
鵺: その、何で簡単なのかが解らない。だって数学できなくても馬鹿にされないけど体育できないと馬鹿にされるよ。

鵺: 最近ちょっと体育の時間に格差社会について考えてみた。
水鏡: 格差社会?!
鵺: って言うのも、今ソフトボールやってて、野球用語がいっぱい出てくるんだけど、全く解らない。でも解ってる人は解ってるなりにちゃんとできるし、でまた教員も生徒も誰もそれについて教えてくれないから、解ってる人は伸びるんだけど、解らない人はいつまで経っても解らない侭。
水鏡: 置いてけ堀ですね。
鵺: 格差社会の縮図だなあって思った。
水鏡: 格差社会、そうかも知んない。
鵺: やだね。
水鏡: やだね。今日外でソフトボールやってた?
鵺: 今日はやってない。
水鏡: 今日じゃないんだ。今日ねえ、うちらがサッカーやってるときに、守備をしてた男の子誰かを巻き込んでしまった。ゴメンね、って感じ。
鵺: まあ良いんじゃない。
水鏡: だってボールがお散歩しちゃうんだよ。
鵺: うん。わかる。
水鏡: 「広い世界を旅したいんだ」って言って行っちゃうんだよ。
鵺: うん、ボールは友達にはなれないと思う。
水鏡: ボールは僕の友達ではない。「待って」みたいな。「君の世界はそこじゃないよ」みたいな。「あっちのゴールに入りなさい」みたいな。
鵺: ボールは友達にはなれないなあ。
水鏡: うーん。ボールの気持ちは僕には解らないよ。
鵺: うん。

鵺の座右の命

鵺: 「座右の銘」だっけ。
水鏡: そうですねえ。
鵺: 座右の銘何だろう
水鏡: 何でしょうか。
鵺: 座右の銘って何ですか?
水鏡: 辞書的に知りたい?
鵺: いや、辞書的な意味は解ってる。
水鏡: あ、そう。
鵺: 何だろね。まあ、数学のとある先生が「ほどほどていねいに ほどほどいいかげんに」とか言ってたのが結構気に入ってはいるけど。まあ確かにね、人生ほどほどだよね。
水鏡: ほどほどだよ。常に全力疾走なんてできる訳がないのに。
鵺: うん、できる訳がないんだけどね。できる訳がないんだけど、全力疾走してるように見られるらしい。
水鏡: 見える見える。元気そうな時はいつも全力に見える。
鵺: 元気じゃない時は?
水鏡: 元気じゃない時、「うっわ、元気ねえー。どうした、また腹痛か」みたいな(笑)
鵺: あーあ、確かに腹痛のことは確かに多いかもしれない。
水鏡: だってよくお腹痛いって言って曲がってるじゃん。
鵺: 曲がってる。だって月曜は本当に痛かったんだもん。
水鏡: 大丈夫かなこいつ、って。
鵺: だってさあ、地震で言うと震度5弱位はあったよ。
水鏡: それ強烈だよ、結構。
鵺: 強烈だよ。
水鏡: 棚のものが落ちるよ。
鵺: いや最近、腹痛はカテゴリー分けしてて、「1, 2, 3, 4, 5弱, 5強, 6弱, 6強, 7」と。(0はない) 判りやすいでしょ。
水鏡: 判りやすいね。7とかさ、病院行きじゃない?
鵺: たぶんね。6位でも十分病院行きだと思う。7とかなったことないけど。
水鏡: そりゃあ私だってないけど。
鵺: と言うか7という地震を経験したことがないから。
水鏡: 4はあるけどね。
鵺: 4でも目が覚めなかった。
水鏡: あー、私も。「揺れてるー」って言った覚えはある。
鵺: だって家に泥棒が入ってもそのまま爆睡し続けたから。
水鏡: 入ったの?
鵺: あれは確か幼稚園の年中の時だった。
水鏡: えええ。
鵺: 盗る物もないのに(笑)
水鏡: それはなかなか貴重な経験だと思う。もう2度としたくないだろうけど。
鵺: いやあ、被害といえば、ガラス1枚割られたっていう位。
水鏡: 割られたんだあ。起きなかったんだあ。
鵺: 起きなかった。
水鏡: 「ガシャーン」で起きなかったんだあ。
鵺: 起きなかったんだあ。
水鏡: そっかあ。で、何しに来たんだその泥棒。
鵺: 何しに来たんだろうね。
水鏡: 何も盗らずに行っちゃったの?
鵺: 何も盗られなかった。
水鏡: お疲れ様って感じ。泥棒、入るのも難しいだろうね。うちマンションの3階だから。
鵺: うち1戸建てだから。
水鏡: 何しに来たんだろうねえ。
鵺: 何しに来たんだろうねえ。
水鏡: 恨みがあったのかねえ。
鵺: そんなことないでしょう。
水鏡: 本当に言い切れる?
鵺: えっ?! いや、少なくとも自分は無いよ。
水鏡: あ、君はなさそうだね。
鵺: だってまだ5歳だよ(笑)
水鏡: 恨みを買うには短いね。
鵺: 5歳と言えばなあ。4歳の時にどっかで本当に頑なに年齢詐称を拒んだ覚えがある。
水鏡: ああ、聞いた覚えがある。
鵺: うん。5歳以上対象とかいうところで、親は「サバ読んじゃえばいいじゃん」とか言ったんだけど、それは無理だ。今でも無理だ。
水鏡: そうか無理か。今サバを読むこともないけど。
鵺: いや、だってさあ、この間の文化祭の打ち上げの時だってさあ、うちのクラスで、結構夜遅くまで、外で集まって、花火やってたんだけど、
水鏡: やったんだ花火。
鵺: 「補導されそうになったら『18です』って言える?」って友達に言われて、キッパリ「言えない」と答えた。
水鏡: 正直でいいね。友達、聞いてきてくれてよかったじゃん。
鵺: うん。
水鏡: いい人じゃん。
鵺: 無理だよだって。
水鏡: でも18…… うん…… 誤魔化すのが優先だったら誤魔化すけど。
鵺: そういう時は、他の人が18って言うのを待つ。自分は嘘は吐かない。
水鏡: 何も言わなかっただけだもんな。嘘を吐いてるわけではない。それは正しい。いいね(笑)

鵺の将来の夢的なもの

水鏡: うん、じゃあ「将来の夢的なもの」行きますか。
鵺: 「将来の夢的なもの」ですかあ。
水鏡: 「夢的なもの」ですよ。
鵺: そうねえ。幼稚園の卒園アルバムには、周りに気を遣って他の連中と同じことを書いた気がする。
水鏡: 何書いたの?
鵺: 何だっけ。何だっけねえ。まあ幼稚園児が書くような、大して何も考えてないんだろうなあ、って内容だったと思う。
水鏡: 女の子はケーキ屋さんと花屋さんが多いんだよね。今は?
鵺: 今はねえ、何だろう。さっきの「好きなこと」の続きでもあるけど、コンピュータ関連の仕事が良いかなあ、なんて思ってるところ。
水鏡: プログラマ系?
鵺: まあそんな感じだね。SEとか。高校生のうちにC言語を齧ろうと思ったが、結局齧れずに受験生になってしまいそうだ。
水鏡: なっちゃうね。
鵺: 困ったなあ。
水鏡: 頑張れ。夏休みは長いと思うよ。バイトもするだろうけど。
鵺: バイトかあ。大学生活というものが全く頭に浮かんでこない。
水鏡: 私バイトするんだ。何のバイトかわかんないけど。バイトしてお金貯めて竜笛買う。
鵺: 欲しいものがない。欲しいものは金かなって(笑) ああ、悲しいなあ。
水鏡: それは悲しいよ。何か考えときなよ。
鵺: うん。

鵺: 何か話すことあるかなあ。「将来の夢的なもの」。
水鏡: 「夢的なもの」。
鵺: 将来の夢なんてものは、思えばこれ迄まともに考えたことが一度もないんじゃないかと思う。
水鏡: へー。私は、私も、お姉ちゃんも、だいぶ小っちゃい頃から、あれになるんだ、これになるんだと言っていた。お姉ちゃんは幾らか変わったけど、私は小っちゃい頃からずーっと絵本作家絵本作家絵本作家小説家小説家小説家だから。
鵺: うわあ。
水鏡: 絵本作家が小説家になっただけなんですよ。
鵺: 凄いね。
水鏡: 凄いでしょ。でも何かねえ、小1の時に自分アルバムみたいの作るときがあって、0歳の時、1歳の時、2歳の時ってこう写真1枚ずつ貼って、そんときに起きたことを親に聞いたのを書くのがあって、そんで最後に「将来」ってあったの。そこには「作家」って書くのが面倒臭くて、何書いたらいいかわかんないからケーキ屋って書いた。「お前ケーキ嫌いだろ」みたいな(笑)
鵺: そんな感じかあ。
水鏡: そんな感じ。結局は何も変わってない、小っちゃい頃から。
鵺: やっぱそうやって何か書くときってさあ、適当に書くもんだよね。
水鏡: 適当に書くもんだよね。私だって努力はしたんだよ、書こうと。でも絵付きで書かなきゃいけなくて、それを。
鵺: ああ。
水鏡: 小説家の絵って何?
鵺: 思い出した。絵付きで寿司屋って書いたんだ。
水鏡: 寿司屋?
鵺: うん。
水鏡: へー。
鵺: だってうちの班の連中さ、班というか、まあその時にたまたま班みたいになってた連中8人中自分以外の7人が寿司屋って書いてて、
水鏡: そんなにみんな寿司屋なんだ。
鵺: 何でかわかんないんだけどね。
水鏡: ふーん。寿司屋流行ってたかなあ、わかんない。
鵺: 何かわかんないでけど、その流れに乗ってみた。
水鏡: 乗ってみたか。
鵺: うん。乗ってみた。
水鏡: なる気はないだろうけど。
鵺: ないよ。
水鏡: つか無理だよね。
鵺: 無理無理無理。だってこんなとこで高校生、それも何、進学校で高校生なんてやってちゃマズいでしょう。
水鏡: まず無理だよね。
鵺: まず無理だよね。でもねえ、他の連中、寿司屋といっても、回転寿司しか知らなかったのね。「何考えてんだお前ら」って思った。当時の幼稚園児なんてそんなもんなのかな。
水鏡: 回転寿司しか知らないのに寿司屋だったんだ。
鵺: 訳わかんないよね。
水鏡: へー。でも幼稚園の時私も回転寿司しか知らなかったかも。
鵺: だって回転寿司に最初に入ったのが確か小4位の時だから。その時まで全然そんなことなかったから。殆ど寿司食べないのもあるけど。
鵺: そう言えばさあ、幼稚園児ってウルトラマンとかセーラームーンとか書いてる奴いなかった?
水鏡: いた。有り得ないよね。
鵺: 俳優にでもなるのかよって(笑) じゃなかったら非現実的だよね。

ちょっと愚痴

水鏡の愚痴

水鏡: じゃあ次行く?
鵺: 次って何?
水鏡: ちょっと愚痴。
鵺: 愚痴りたいことは山程あるんだけど、その時でないとねえ。愚痴は愚痴りたいときに喋らないと、冷めてからじゃ遅い。
水鏡: 私、静電気体質なんですよ。
鵺: はあ。
水鏡: 本当に静電気体質なんですよ。
鵺: うん。
水鏡: 人と、手が当たったりするじゃん、そん時に、絶対パチッって言って、絶対私だけ痛いの。
鵺: ま、普通の人はそれじゃ痛くないと思う。
水鏡: 私は痛くて、
鵺: 静電気全然来ないんだけど。
水鏡: そこら辺の友達とか、と100%来るのは父さんで、「冬場は触るな」って言ってあんだけど(笑) 本当に、本当にありとあらゆるものから静電気が来るんだけど、最近本当に悲しかったのが、椅子の脚から上履きを通して左足の小指との間に火花が散った。
鵺: 凄っ。
水鏡: バチッっていった。椅子の脚と。
鵺: 椅子の脚と。

鵺の愚痴 その1

水鏡: じゃあ君、愚痴って。
鵺: 何を愚痴ったら良いんだろうか。委員会の後輩が全然仕事をしてくれません。
水鏡: それは愚痴らなきゃ。
鵺: 全部で8人ぐらいねえ、今年度1回も仕事してないのがいるの。これマズいでしょう。
水鏡: それはマズいね。
鵺: 返事だけはいいんだよ、「仕事します」って。返事だけはいいんだけど、実際何もやんない。で、進行状況聞いたときは「あ、大丈夫です。幾らか処理しました。」とか言ってんだけど、実際そのデータを提示させたところ、その時になって処理し始めたような、そういう感じを受けて、非常に不愉快だった。せめて嘘はつかないで欲しいなあ、って思った。

鵺の愚痴 その2

眠い

鵺: 愚痴。
水鏡: 愚痴? 愚痴って。
鵺: 眠い。
水鏡: 僕にはどうしようもありません。
鵺: ここのところ睡眠時間が本当短くてさあ。
水鏡: そうか、ふむふむ。
鵺: 毎日殆ど12時前後に寝てる、っていうのは君にしてみれば普通のことなんだろうけどさあ。あ、普通にもなってないのかな。
水鏡: まあまあまあ。まあまあまあまあ。
鵺: だって昨日、ってか今朝なんて1時だからねえ。
水鏡: ふーん。ごめんね。ごめんね(笑)
鵺: うーん、普通にも満たないんだろうね。
水鏡: 1時は、風呂に入り始めかな。
鵺: 1時に風呂に入ってたら、もう寝ない方がいいんじゃないの。
水鏡: え、でもちゃんと寝れるよ。
鵺: わかんない。その感覚がわかんない。
水鏡: まあまあ。眠いんですか。
鵺: 眠いです。
水鏡: そうだなあ、もう眠気は吹っ飛んだかな。
鵺: 全然吹っ飛ばない。
水鏡: てへ。
鵺: だって1日2日ならまだしも1週間以上こんな生活が続いてるから。
水鏡: 理想は? 理想は何時に寝んの?
鵺: 10時。
水鏡: 10時?!
鵺: いや、10時は基本。
水鏡: うそー。
鵺: 理想は、理想を言えば9時。
水鏡: え? え?
鵺: 9時に寝られれば嬉しいな。
水鏡: 何時間寝る気?
鵺: うーん、9時に寝ると、9時間。
水鏡: 小学生がいる。えー。
鵺: まあ8時間は最低でも寝たいね。
水鏡: 本当? えー。
鵺: 尤も最近はそうも言ってらんないから。
水鏡: だろうね。
鵺: 11時ぐらいってことは多いけど。
水鏡: 私11時に寝れたら奇跡なんですけど。何か「11時かあ。あと2時間ぐらい何かできる」って思う。
鵺: うわー。
水鏡: 昔は、昔? 昔、昔。「12時だ。やべえ。」とか、「11時だ。そろそろ風呂入りたいな。」とか思ったのに、ね。
鵺: それいつ頃?
水鏡: いつだろう。(中学)1年、とか?
鵺: うわあ。

給食の話

水鏡: 低血圧だから普通なら朝起きるの辛い筈なんだけど、低血圧さ故か、ある程度まではパッて目覚めて、後からちゃんと目が覚める迄に時間がかかる。
鵺: あー。
水鏡: だからね、ご飯に凄い時間かかんの。
鵺: ご飯に時間がかかるというのはまあ、そういうのと関係なくいつも時間かかるから。
水鏡: ははははははははは。
鵺: 本当、だって、食べんのは遅くて、あれ、6年ぶりに会った奴の話したっけ。
水鏡: してない。
鵺: 幼稚園の同級生に中1の時に会って、自分は覚えてなかったんだけど相手は覚えてたみたいで、インパクト強かったのかなあ、「あー、食うの遅い鵺だよなあ。」っていう風に言われて、「お前、それはないだろ。その言い方は。」と。
水鏡: 「食うの遅い」……
鵺: 「他に言うことないのか。」と思った。
水鏡: 食べるのは私も遅かったんだけど、果てしなく量を減らしていった。
鵺: まあ、残せばいいんだけどね。
水鏡: あー。
鵺: 勿体無いから、勿体無い勿体無いといって、人に押し付ける。
水鏡: うん、うん。人には良く押し付けたた。饂飩みたいな「ソフト麺」ってなかった?
鵺: あった。
水鏡: あれを半分にグニグニ切って、真ん中を、開けて、片割れを、その、班で食べてたんだけど、その班の一番大食いっぽい人に押し付けてた。
鵺: へー。小6の時、給食当番の奴に「少なめに」って言ったのに、いっぱいよそわれて、「少なくしろ」っていう風に言ったら「やだ」って言われて、そん時そいつの秘密を握ってたから、「いいのかなあ」って言ったら減らしてくれた。
水鏡: うわあ。
鵺: その程度のことで何だ。ま、でも、小6ぐらいになったら大分消化器官も成長してきたのか、残さず食べられるようにはなってきたけど、それ迄は年に1~2度全部完食できれば良い方だったんだけど、普通に完食できるようにはなってた。時間かかるけどね。
水鏡: 放送委員の時は大変だった。放送室の目の前にある図工室で食べてたんだけど、そのうちそれが禁止になって、そっからは給食のときに猛ダッシュすること屡々。
鵺: うわあ。
水鏡: それができるぐらい給食の量を減らしていた(笑)
鵺: 無理だ。担任が厳しかった時には何度か、昼休みも「残って食ってろ」って言われた記憶がある。そんな滅多にはないよ、今だったらそれだけでも虐待じゃないかって気がする。尤もそんないつまでも食ってても片付かないから、教員も途中で諦めるんだけどね。だから教員が大人しく諦めるまで我慢して食べてるような素振りをしよう、と。
水鏡: うわあ。
鵺: 確かそれが小4の時に2回ぐらいあったような気がする。あと幼稚園の年長の時にも1回あった気がする。
水鏡: 幼稚園の時は普通に残してた。小学校の時は残しちゃいけない空気があった。
鵺: 幼稚園の時は、残り5分ぐらいになると、箸でご飯を隅に寄せて押し潰して少なく見せてた。
水鏡: 幼稚園の給食は、センターのお弁当みたいなのだった。それが不味くてご飯しか食べれなくて、おかずがハンバーグとかハンバーグのとき以外はご飯しか食べられなかった。根性で掻っ込んでいた。
鵺: ふーん。
水鏡: あとは思いっきり残してた。
鵺: 普通にその頃(幼稚園の頃)に完食できた例がないと思う。一度も。
水鏡: 私も一度もないよ。減らせる類のもんでもないしね。
鵺: うん。こっちもセンターの弁当だった。
水鏡: うさぎちゃんかくまちゃんだったよ。
鵺: 3種類ぐらいあったなあ。
水鏡: 3種類ぐらいあったのかなあ。年中の時は赤くて、多分うさぎちゃんだった。

水鏡: あのですねえ、私が幼稚園に通ってた頃に、野良犬がうちのマンションの下に住み着いて子供産んでて、そいつが雌なのに何故かトム・ソーヤーって名前を付けられ、
鵺: 何で?
水鏡: わかんない。当時住んでた私より3~4こ上の女の子がつけてたんだけど、トム・ソーヤーって。
鵺: 何でー?
水鏡: 人のあとついてったりするじゃん犬って、で、トムが姉貴についてって小学校まで行っちゃったり、私とかについてって幼稚園まで言っちゃったりしてたの。
鵺: わあ。
水鏡: 幼稚園に来てたときに、その日は運悪くお弁当がハンバーグでした。
鵺: ほえ?
水鏡: 1階は年中だったんだけど、その教室の前に、届いたセンターの給食が置いてあって、それをトムが開けて食べちゃったの。
鵺: わあ。
水鏡: その時私は年長だったからプレハブの2階で免れたんだけど、年中さんはその時甚大な被害を被った。というお話。でもハンバーグ食われたら他も食えないよね。
鵺: うん。
水鏡: 駄目だよね。
鵺: 何、幼稚園までは徒歩?
水鏡: 犬? あ、私? 私は、バスも通っていたが、私果てしなく三半規管とか弱いから、朝は自転車で母親の後ろに乗っかって、帰りは歩きとか。歩けない距離ではないが、正直今でも結構遠いと思う距離。
鵺: 凄いね。
水鏡: それをわんこはついてきてしまったのだ。
鵺: 凄いや。
水鏡: 懐いてたんだよね、多分ね。
水鏡: トムとその子供達は立派に、じゃないや無事にそれぞれおうちに引き取られたのでご安心。何でトムなんだろう。

鵺: 何でこんな話になったんだっけ?
水鏡: 幼稚園です。
鵺: 何でだっけ?
水鏡: 給食です。
鵺: 給食だあ。何で給食なんだっけ?
水鏡: それは、あの、愚痴から、朝の話になって、私が朝ご飯食べるの時間かかるって話になって、
鵺: あーっ。そうだ。
水鏡: 飛躍したねえ。
鵺: 飛躍したねえ。
水鏡: 飛躍して凄く給食で時間もったねえ。
鵺: うん。結構喋ったねえ。

「最近」の話

鵺: 幼稚園かあ。あれから結構経つなあ。
水鏡: 私の個人的な感覚で言うと1999年が最近なんだけど。良く良く考えると21世紀に入ってからもう5年なんだよね。
鵺: 2000年とか言うと最近な気がするけど。個人的な感覚で言うと、2002年(中1)以降が最近かな。
水鏡: 私99年から最近。何でだろ。
鵺: あのねえ、中学・高校の時の流れが異様に早かったから、結構小6とか言うと最近の気がするんだよね。だって小学校の6年間よりここ6年の方が絶対早いから。
水鏡: 絶対早いね。
鵺: だから、そう考えると最近なのかな。
水鏡: この間自分で吃驚したのは、95年を最近と思ってアレッってなった。さすがに11年前を最近とは言わない気がしてきた。
鵺: でも曲の話をしてる時はさ、90年代以降は最近だな。と言うのもまあ、個人的な嗜好が何十年も前の歌に偏っていると言う……
水鏡: ビートルズとか。
鵺: 自分が生まれた後の歌は、最近のものだと思う。
水鏡: マジっすか。89年って誰だろう。聖子ちゃんとかチェッカーズとかじゃない?
鵺: あー。そう考えると最近じゃような感じもしてきた。松田聖子が最近じゃないんだよな、感覚的に。
水鏡: 最近じゃないだろ。
鵺: でも、そうだよね。何だろ。
水鏡: 結構矛盾はするよ、私95年が最近って思ったけど、それって阪神・淡路大震災が最近にならないかと思って、「あ、違うわ」と思った。
鵺: いや、だって、最近の基準が1つである必要はないじゃん。ある点に関しては最近だけどある点に関しては違うな、とか。
水鏡: 何で95年を最近って思ったのかわかる?
鵺: 95年。うちに最初にパソコンが来たのが95年の8月10日。
水鏡: 細かいね。
鵺: うん。ああ。そっからパソコンに依存するような日々を11年も続けてるのかなあ、という気が。いや、そんなこともないけどね。
水鏡: パソコンね。
鵺: そうだ、17歳なんだから11年前が最近って言うと人生の半分以上が……
水鏡: そう、そう。あんま最近な気がしないよね。
鵺: だってさあ、半分以上前だよ。
水鏡: うん。
鵺: 何か、ふと気がつくと、自分がまだたった17年しか生きてないんだなあ、と。
水鏡: まあそらそうだなあ。だって学生さんだもん。
鵺: でもさあ、17歳ってさあ、大人じゃなかった? と言うか18って大人じゃなかった?
水鏡: それは……
鵺: そうでもない? 昔の感覚として。
水鏡: 昔の感覚として? そうだなあ、もうちょっと大人には見えていたかも。
鵺: 18歳って言うともうかなり大人っていうイメージがあったんだけど、……
水鏡: 歳とるごとに……
鵺: うん。あと1年もしないで自分も18歳になるって考えるとさあ、
水鏡: 全然だよね。
鵺: 子供だよね。
水鏡: 子供だよね。でもやっぱり小っちゃい頃に自分が見上げていた人たちは、その歳になった自分と比べても大人に見える。
鵺: うん。見える。
水鏡: 見える見える。凄い人間できてるように見える。
鵺: と言うか、自分たち以外の高校生って言うのが結構大人に見える。今でも。
水鏡: そう?
鵺: 人にも依るけど……
水鏡: まあ、人に依るね。
鵺: そりゃ勿論人には依るよ。ただ何か、「大人だなあ」って思っても良く考えたら自分も高校生だっていうことはある。高校野球の選手とか。
水鏡: 私、ないんだよね。どんな高校生見ても大人って思わない。それは昔の自分が勝手に見上げて勝手に膨らましていたイメージよりは近い場所でそれを、本人たちを見ているからだろうなあ、と思う。
鵺: まあ、ねえ。
水鏡: 一面だけ見ると、確かに多少自分と比べて大人だったのかもしれないが。似たり寄ったりじゃあないかな。まあ、主観をどこに置くかの話にもなるけど。
鵺: この調子で行ったら一生大人になれない気がする。
水鏡: 良いじゃん。
鵺: 良いや。
水鏡: 子供の心を失わない大人って貴重だと思う。
鵺: 良いよね、そういうのも。
水鏡: 良いよ。
鵺: 周りが迷惑するかも知んないけど。
水鏡: いつまで経っても少年でいられるとちょっと困るけどね。
鵺: ちょっと困るだろうなあ。
水鏡: まあ、無いと思うけど、子供を持つようになったら子供の前では大人でいてあげたほうが良いと思うよ。
鵺: あ、大丈夫。子供持つ気ないから。
水鏡: だよね。
鵺: 大丈夫。でもそんなのあくまで今の自分が言ってるだけで、変わる可能性も、未来のことだから0とは言っちゃいけないと思うんだ。言い切ることはできない。
水鏡: 私は本当に……
鵺: 言い切りたいけどね。言い切っちゃうと後々気が変わったら…… 無いと思うけど。
水鏡: いいじゃん、「あの頃は若かったなあ」で。
鵺: 「あの頃は若かったなあ」で良いのかなあ。
水鏡: 結構気にする?
鵺: 10年以上前に言った自分の言葉とか気にすんだよね。幾ら日にちが経っていたとしても自分は自分だ、と。
水鏡: あー。あんまり今に引きずるようなことを言った記憶がないから良いかな、って思う。
鵺: まあ、幾つかしかないけどね。
水鏡: 幾つもあっても、「どんな子供だったんだ」って感じになってしまうよ。
鵺: 自分の過去の失敗なんかを暴露する時もさ、多少その時の自分に配慮してしまう。
水鏡: えーっ。えー。そんな友達の秘密暴露してるわけじゃないんだからさ。
鵺: そうだけどさ。
水鏡: 自分にまで遠慮してどうすんだよ。
鵺: だってこういうこと、当時の自分だったら「絶対人に言うまい」と思ってるだろうし(実際思ってたし)、そんな10年そこらで気が変わったのを知ったら怒るだろうよ。時空の流れから言って知る訳ないけど。その怒るのは自分だから。
水鏡: へー。昔「絶対誰にも言わないぞ」って思った失敗とか、秘密とかは、未だに本当に誰にも言っていないと思う。やだもん。
鵺: うん、言ってない。
水鏡: その辺の感覚が昔からあんま変わってないから、凄く厭なんだよね。当時の感覚に戻っちゃって。まあ、あんま変わってないから、そういうのも変だけど。
鵺: 昔の、かなり恥ずかしかった話なんか、今でも恥ずかしいし。
水鏡: 恥ずかしい、うん。
鵺: 未だに人には言えないこととか。
水鏡: ありますよね。
鵺: そう、幼稚園と小学校で一緒だった奴に、小学校高学年ぐらいになって、暴露されされそうになったことを必死で隠した記憶がある。
水鏡: 私そういうのあんまなかったんだよ。同じ幼稚園から同じ小学校に行った人が4人ぐらいしかいなかったから。
鵺: いっぱいいる。学年の1/3ぐらいは一緒の幼稚園だったんじゃないかな。そんな多くないか。
水鏡: そういう幼稚園もあった。
鵺: 幼稚園があった場所、小学校と道路挟んで反対側だったから。
水鏡: そりゃ多い訳だ。
鵺: 幼稚園の運動会、小学校の校庭借りてやってたし。
水鏡: 迷わなくて良いね。
鵺: その幼稚園からその小学校に上がる予定の年長は、小学校の運動会に「新入生20メートル走」ってあったんだけど、そこに出場して、記念品としてノート貰って……
水鏡: 貰った貰った。
鵺: そのくらい幼稚園と小学校の関係があったから。
水鏡: はあ。そりゃ、本当に近いね。

運動会の話

鵺: でもそんな幼稚園の運動会を殆ど覚えてない。多分ヤル気がなかったからだろう。
水鏡: 私は、組体操やった。
鵺: 組体操やった。組体操の練習の時の光景は覚えてる。
水鏡: あれ、本番は?
鵺: 覚えてない(笑) 覚えてないよ。
水鏡: 組体操、確かピラミッド多分一番下の真ん中だった。
鵺: どこだったか覚えてないけど、一番下ってことはなかった。
水鏡: 一番下だった。(小学)6年の時は一番下じゃなかった。
鵺: 6年の時は、意地でも上の方にしてもらった。下、無理だから。最初背の順で組まれるから、小さい奴と組んで、下にさせられんだけど、やってみるまでもなく無理だとわかるの。それでまあ、変えてもらってた。5年でも6年でも。
水鏡: 6年の時に、ある程度身長で分けて、多少小っちゃい子と組まされるんだけど、その子が私よりも逞しくてですねえ。肩車したり、トンボとかなかった?
鵺: トンボ?
水鏡: 肩車して、どっちがトンボかわかんない。下の人が膝曲げて、自分の……
鵺: サボテンって呼んでた。
水鏡: あ、そっちがサボテンか。トンボが、肩車して手開く奴。そっからサボテンに行くんだけど、私がその子を乗せて肩車するのができなくてね、逆にしてもらったらいとも簡単にされてしまってね、ちょっと淋しかった。
鵺: 淋しいって思うんだ。淋しいって言う感情があるだけ健全だよ。
水鏡: まあね。
鵺: (そういう感情は運動に関しては)ないもん。できないことは最初からわかってるから諦めてる。
水鏡: 私だって凄い頑張ったんだよ。無理だったんだよ。ごめんね。身長は低い方ではなかったから。見栄えもきれいだしなあ、下が長い方が。
鵺: うん。しょうがないよ。

体型の話

水鏡: しょうがないよね。当時は、当時私、大して軽い訳でもなかったんだけどな。
鵺: 軽いから。
水鏡: 当時決して私は軽くはなかったんだよ。今でも軽くないよ、別に。
鵺: 今でも軽い。
水鏡: 軽そうだね。
鵺: 軽いよ。だって身長170(cm)あって体重50(kg)ないのは……
水鏡: 軽いねえ。
鵺: こんな奴はそうはいない。いつまでこれを維持できるんだろう。
水鏡: 維持したいの?
鵺: できれば維持したい。流石にこれより軽くなるのは、人間として、というより生物として問題があるだろうけど。
水鏡: 痩せるのは、脂肪にしなよ。骨は削っちゃ駄目よ。
鵺: 骨は削んないよ。
水鏡: カルシウムは補給するんだよ。
鵺: で、太ったほうが良いことはわかってるんだけど、てか太ったほうが経済的だと思うんだよ。合うズボンがなくてさ。
水鏡: ウエスト?
鵺: うん。
水鏡: 男の人用のってさ、凄いウエスト広いよね。太いって言うのかな。ジャージとかで、ジャージで一本男物のがあるんだけど、ウエストが有り得なく広いんだよね。
鵺: 太いのは自分が痩せてるからだと思うからあんまり感じないな。
水鏡: 女性ものだとないんだ、丈が。行くとこ行きゃああるけど、あんまない。
鵺: そうだ。ウエストで合わせると短いからウエストで買っちゃ駄目なんだ。買わないけどね。偶に丈もウエストも合った時に買うっていうことをしなきゃいけないから。合った時は多少デザインが気に食わなくても買わないと。
水鏡: 何かねえ、女の人って肉は付きやすいんだけど、ウエストは括れるんだよね。男の人って括れるって感じないじゃん。実際は知らないよ、男の人になったことはないから。
鵺: そりゃそうでしょ。
水鏡: ああ、丈がないんだよ。
鵺: 女物ってさあ、股上が豪く浅い気がする。
水鏡: ああ、最近浅い。最近浅いの凄く多い。流行ってんだろうね。
鵺: 何で浅いかなあ。
水鏡: わかんない。私も困っている。
鵺: これさえちゃんとしてれば女物の方が合うと思う。
水鏡: 合うと思う。
鵺: まあ、辺に脚んとこ細いのがあれだけど。
水鏡: まあね。ライン綺麗なのが多いから。何で股上浅いんだろうねえ。厭なんだけど、ああいうの。
鵺: 何で浅いの?
水鏡: 体が冷えてよくないと思うよ。本当に思うよ。背中出るもん。
鵺: うん。
水鏡: やだ。深いって言われても浅いんだよ。「これ深い奴ですよ」って言われても穿いてみたら浅いんだよ。(他は)これより浅いのか。
鵺: どういう基準なんだよ。
水鏡: 我慢して穿くけど。そりゃあ多少マシなのはわかるから。
鵺: 「大きいサイズ」って幾らでもあるけどさあ、細いの売ってくれよって思う。
水鏡: プロデュースしろ。「細い人用」の(笑)
鵺: あんまり需要がない。
水鏡: なさそうだ。最近日本人も太ってきたからね。
鵺: 需要が……

芸能人の話

水鏡: なさそうだねえ。アンガールズってどうしてるんだろう?
鵺: 気になる。
水鏡: どうしてるんだろう。細いよねえ。
鵺: 細いよ。
水鏡: 何か、気持ち悪いって言ったら本当に失礼なんだけど、思わず言ってしまうぐらい細いよね。
鵺: うん。でもあそこまで細いのは神だと思う。細くて長い。
水鏡: あの人達、筋肉がなさ過ぎて、田中の方かな、これ(ジャンガジャンガ)でしゃがむじゃん、あのポーズを維持できないんだよ。
鵺: はあ。
水鏡: 前、めちゃイケだったかなあ、パッて(テレビの電源を)つけたときに、シンクロと称して目瞑って鼻栓して一口何かを入れられてそれを2人で当てるっていうのをやってたの、そん時に、その決めポーズで止まっていなきゃいけないのに、止まれていなかった。凄い顔をして、こんなんなってた。「あー、筋肉ないんだー。」と思って、ちょっとこれはマズいと思った。
鵺: でも、良いんじゃない。日常生活に支障がなければ。
水鏡: ないのかなあ。
鵺: ないんじゃない?
水鏡: え、ないのか。
鵺: ないでしょう。日常生活に支障がなければそれでいいとおもってるから。
水鏡: まあマラソン(NNS系の24時間テレビ 「愛は地球を救う」の100kmマラソン)走れるぐらいだから。
鵺: 大丈夫だよ。
水鏡: 大丈夫なのかあ。
鵺: 多分。
水鏡: そんなに辛いか? このポーズ。
鵺: 何が辛いかは人に依るから。
水鏡: まあね。そうだけど。
鵺: うーん。
水鏡: あー、そして彼らよりもなかやまきんに君の方が体脂肪率は低いんだよ、っていう話。
鵺: そりゃあ、ねえ。
水鏡: やっぱりそうなんだろうなあ。
鵺: 芸人ブームだなあ。
水鏡: いつまでもつかなあ。
鵺: 面白いのがいろいろ出て来るのは良いんだけど、失礼だけどその分やっぱりくだらないのも出てきてる。
水鏡: やっぱね。面白い芸人と、でもあんまり見てないからわかんないや。レギュラー結構好き。
鵺: うん。
水鏡: パペマペ好き。
鵺: ああ。
水鏡: あれ凄いと思わない? 無理だよ。「カエルくんカエルくん」「うしくんうしくん」、無理だよ。本当凄いと思う。実際やってみようとして、何もつけてないのに間違えたから。「カエルくんカエルくん」「うしくんうしくん」って言ってて、そのうちうしくんが「うしくん」って言ったから。「うしくんうしうん」、あ。あと思うのは、芸人さんって凄い記憶力だよなあ、って。
鵺: うん。
水鏡: 凄いなあ。
鵺: オリラジがさあ、武勇伝の時に横向いた時に、相方の背中にカンペ貼っといて見えるようと思って一回やったらしいだけど、速すぎて見えなかったって。
水鏡: お互いの背中見るもんね。はー、無理だったんだ。そりゃ見えないよね。
鵺: 無理だよね。
水鏡: よく思いつくよね、ああいうの(ネタ)。無理だわ、そういう方向に頭発達してない、私。
鵺: 陣内智則は結構好きだけど。
水鏡: 私あの人見たことないんですよ、面白い面白いって聞くんだけどさ。一回も見たことないんだけど、一回ぐらい見たいんだけど。結婚したね…… してない。
鵺: してないよ。結婚するかもね、ぐらいにしておかないと。(座談会の時点で公式には未発表)
水鏡: したらおめでとう、だね。
鵺: 藤原紀香もモデルとしては良いけど、女優としてはどうなんだろう?
水鏡: 私あんま見たことない。上手い人って誰だ?
鵺: 誰だろうね。
水鏡: 柴咲コウは、バトロワから売れたらしい。
鵺: へー。
水鏡: バトロワの1の方、1って言うのかな、最初の方で、「こいつ凄え」ってなって、それからなんだっけ。僕はバトロワ見てないのでわからないけど。
鵺: うん、わからない。
水鏡: なかなか、あれ1人で見るのも淋しいしさあ、かと言って何人かと言っても(一緒に見る)仲間がいないしさあ。気にはなるんだけどね、藤原君が結構好きだから。

鵺: 話ちょっと変わるけどさあ、現代文で、(泉鏡花の)『外科室』見た。
水鏡: あ、『外科室』。
鵺: 見た?
水鏡: 見た見た。
鵺: あれ、92年作なんだけどさあ。
水鏡: (坂東)玉三郎さんだっけ?
鵺: 中井貴一が今より若いなって思った。
水鏡: 若いよね、中井貴一。
鵺: 殆どだって、中井貴一の動きしか見てなかった。
水鏡: だってあれ訳わかんないもん、ストーリー。
鵺: 訳わかんないよね。いきなり9年飛ばれても訳わかんない。
水鏡: 話の流れはわかったんだけど。そういうのを理解するには私は若いのかなって思って、母さんに聞いたら「意味不明だよね」って言われて、「あ、良いんだ。」って思った。
鵺: 聞いてみたんだ。
水鏡: だってストーリーがあんまりにも意味不明だったから。
鵺: 訳わかんないんだけど、わかんなくてもいいかなって思った。
水鏡: いいと思う。
鵺: それで、終わった。
水鏡: 浪漫主義の全てがわからないわけではないよ。何だろう。
鵺: あんまりわかんない。あんまりわかりたくもないけど。
水鏡: 文系の授業で最近見たのは、森鴎外の『阿部一族』。森鴎外さん、なかなかナイスな皮肉って言うか、あれ好き。そのうち理系もやると思うから言わないけど。
鵺: わかった。
水鏡: 鴎外さん結構良い。でも「舞姫」は読みたくない。
鵺: 中井貴一は、やっぱりDCカード(当時、後の三菱UFJニコス)とミキプルーンのイメージが強い。
水鏡: 私さあ、大河で義経を見てから「この人凄いんだ」って思った。それまでDCカードとミキプルーンのイメージしかなかったから、『亡国のイージス』を見て「凄え」と思って、義経を見て「凄え」と思って、ごめん、本当は凄い人だったんだね、って。
鵺: 凄いよ。
水鏡: あの人凄いよね。あの、昨日テレビ見ててDCカードのCMがあって、「カッパは飛ばないの!」って。
二人: 「空を見上げればカッパが空を飛んでるし、振り返ればタヌキが水の上を走ってるし、と、近頃信じられないことが多い世の中ですが、私には信じられるDCカードがある。カッパは飛ばないの!」って。
水鏡: 面白い。
鵺: カッパ飛ぶも飛ばないも何もいないだろ。
水鏡: あんなに大っきいタヌキもいないと思うよ。DCカードを見ると、「この人、きっと面白い人なんだろうな」って。でもあの人、本当はどんな人なんだろう。
鵺: どんな人なんだろうね。
水鏡: どんな人でも驚かないよ。中井さんは凄いよ。ナカイさんって言うと誰だかわかんないよね。
鵺: ナカイさんって聞くと中居正広を連想する。
水鏡: そうだね。やっぱ中井貴一って言おう。中居正広、あの人は元気だよね。
鵺: あの人元気じゃなかったらSMAP成り立たないよ。
水鏡: 成り立たない。何か、うん。SMAPの草彅剛の微妙さは何なんだろう。
鵺: 何かSMAPってそれぞれがそれぞれ役者として、……
水鏡: そうそう。それぞれ結構好き勝手やってるよね。
鵺: で、それぞれが結構良い味出してんだよね。
水鏡: うん。まあ、でも、木村拓哉はあんまり私、役者とは思ってないけどね。
鵺: まあね。
水鏡: 格好良い役しかできないもんね。
鵺: 何やっても木村拓哉になるしね。
水鏡: それを言えば香取慎吾はどうなんだ、って言う感じだけど。
鵺: 香取慎吾はまた別の方面でさ、最近聞かないけど慎吾ママとか。
水鏡: あー。あの人色々やるよね。SMAPってみんな凄いよね。
鵺: うん。
水鏡: だって、殆ど芸人的な扱いじゃん。
鵺: 歌手なんだよね、ってことを忘れる。
水鏡: アイドルだよね。スマスマが、偶に見ると面白いよ、毎週見る元気はないけど。昨日ゲストが新庄(剛志)だったから見たんだよ。
鵺: あ、昨日偶々ちょっと見た。
水鏡: 新庄さん凄いね。あの人甘いもの大好きだよ。
鵺: 新庄は凄いよ。
水鏡: 凄いよね。何あのサービス精神。
鵺: あれはやっぱり、かなり日ハムに活気を与えたんじゃないかな。
水鏡: だって、「日ハム行く」って聞いて、「日ハム?!」って思ったもん。
鵺: ちょっと、パ・リーグっていうのがね。
水鏡: あー。私別にセでもパでもそれはいいと思ったんだけど、セ・リーグがあんまり、巨人が嫌いだから。
鵺: 巨人は嫌いだけど、他はあんま詳しく知らないけど。
水鏡: どうもパ・リーグ応援するんだけど。
鵺: 巨人とかに行かれたら、「は?」って思っただろうけど。行かなくてよかった。
水鏡: 決め方が「らしいな」って思ったけど。一番最初に声をかけてくれたところに行くって。
鵺: 新庄は、本当、野球選手であることを忘れる。
水鏡: うん。うん。忘れる。
鵺: 凄いよね。
水鏡: 凄いね。
鵺: 才能あると思う。
水鏡: うん。あそこまで綺麗さっぱり、野球関連の仕事には就きたくなさそうだしね。
鵺: うん。前にも辞めるって言っといて辞めなかったのがあったから、今年だってどうせまた「やる」とか言い出すんだろうと思ってた。
水鏡: 本当に辞めたよね。良いなあ、有終の美って良いよね。
鵺: 良いよね。
水鏡: 良いよね、有終の美。本当に良いよね。
鵺: うん。
水鏡: 凄い格好良かったじゃん。何、優勝終わりって。
鵺: 良いねえ。
水鏡: できた話しだ。
鵺: だって、ヒルマン(監督)より目立ってない?
水鏡: 監督より先に胴上げされちゃったんだよ。
鵺: なかなかそういうのいないよね。
水鏡: いないよね。胴上げの場所がまた微妙。

勉強の話

鵺: 眠い。
水鏡: うわあ、話が1時間以上前に戻った。そろそろ座談会切り上げますか?
鵺: うん。眠い。
水鏡: もうおうち帰って寝よっか(笑) 明日は模試だ。
鵺: 待って今日、勉強すべきなのかな? 寝るべきなのかな?
水鏡: 寝れば?
鵺: 寝たほうが良いと思うんだよね。
水鏡: 勉強ったって何すんだよ? 模試の対策とか私したことないんだけど。
鵺: あのねえ、前まで全然したことなかったんだけど、そろそろやっぱそういうのもやんなきゃやばいのかなあ、とか思って。どうしよう。Z会が溜まってる。
水鏡: 私溜まってないよ。これだけは誇るよ。
鵺: Z会溜まってる。
水鏡: そもそも遅着が全然ないからね、私。今、最後残ってんのは、国語が2つと、数学が1つ残ってんので、国語はすぐ終わるから……
鵺: あのね、国語ね、国語のヤル気がしないから、国語はヤル気が起きないから……
水鏡: 国語? あ、そうだね。国語系文系人間の私と比べちゃいけないわ。
鵺: 数学が残ってないとヤル気がしないから。国語まずやる。
水鏡: 数学時間かかるから1個根性でやって、その後、……
鵺: 数学はだって解き方さえわかっちゃえばあとパーっと。てか、ちょっと時間かかっても苦痛にならないから。
水鏡: 何か、もう厭、って。
鵺: 数学は、よっぽど教員が苦痛だったときじゃない限りは、と言うか数学そのものに対して苦痛を感じたことがないから。
水鏡: あー。いや、ないんだけどさ。Z会の数学、私は文系だからさ、今復習な訳ですけどね。だから数列が嫌いなんだってばあ。数列だけだよ、私が嫌いなの。
鵺: 数列のどこが嫌い?
水鏡: 何だろう。何だろう、ある程度から先が全部嫌い。何であんなに嫌いなのか意味不明なぐらい嫌い。
鵺: 意味がわかんないよ、それじゃ。
水鏡: うん、何だろうなあ、公文であんまやんなかったからかなあ。
鵺: だってさあ、最近くだらないことを漸化式にしてみたりとかする。
水鏡: ごめん、漸化式が嫌いなんだ。帰納法とか辺りからが全部嫌い。
鵺: a1 = 情報, an+1 = an の情報。
水鏡: どんなだよ、それ。
鵺: n → ∞ で、もう何の情報だったかわかんなくなる。
水鏡: そりゃそうだ。
鵺: そりゃあだってさあ、最近さあ、情報の情報の情報(情報の授業をやるという情報を翌日流すという情報)があったじゃん。情報の情報の情報とか言っちゃうとさ、そっからそういうのを一般化したくなってさあ。
水鏡: 何で?
鵺: 「情報の3番目」とか言ったら良いかな、と。
水鏡: どんなだよ。わかんないよ。
鵺: だからそういう風に定義して、もう「何とかの何とかの何とか……」っていうのを一般化。「CMのCM」(民放連のキャンペーン)とか。
水鏡: ああ。CMのCM!
鵺: そういうのを一般化して何か、1つの式にできるような関数(写像)を勝手に定義しちゃって、そっから使ったら楽かなあ、と。
水鏡: 何が?
鵺: 何だろ。
水鏡: うわあ、ここに文系と理系の歴然たる差が出たねえ。
鵺: 「親の顔が見てみたい」のさ、「親」をいっぱい続けてったらさ、
水鏡: 無理じゃない? どこまで遡るの?
鵺: だって親の顔が見てみたいってさ、親の顔見たところでさ、そんな変わるわけじゃないと思うんだ、とするとその親の顔見ないと駄目じゃん。じゃない?
水鏡: そうだね。
鵺: 永遠に続けてったらさあ、何だかわかんなくなる。無理だけど。何だろ、数列はあんまり、全然苦痛じゃない。
水鏡: 私、数列以外は何とかなることが本当に判明したんだよ。文系程度の微積だったら本当に大好きなの。
鵺: 文系程度の微積だったら本当に何とでもなると思う。
水鏡: 数学で大好きなのは単純計算ですよ。僕は公文っ子だったからねえ、計算が目茶滅茶速かった。
鵺: 最近単純計算も飽きてきた。元々計算が遅いんだよ。遅いだけで好きではあったんだけど、あんまり計算できてもねえ、それは数学ができるとは言わないと思う。
水鏡: 言わないと思う。
鵺: だから数学、計算ができる人間よりは、数学ができる人間になりたい。
水鏡: あー。私ある程度までの高校数学はとてもできるよ。ある程度からはできない。中間テストの数学で私しか手を付けなかった問題があったって先生が言ってて、それはふざけて言ってるのかと思っってたら、本当に私だけだったの。「えーっ」って思った。私は寧ろそこが解けて嬉しかった。
鵺: そういう問題を理系にやらせてみたい。あいつらがどれだけ理系なのか。
水鏡: 凄い簡単な奴だよ。問題はさすがにもう無いけど。
鵺: どれだけ理系かなあ、幾ら「なんちゃって理系」とは言っても。
 ※ 「なんちゃって理系」: 鵺のクラス(理系I類倫理選択)の自嘲的な称。
鵺: 「なんちゃって」っていうのはそんなに悪いことじゃない。そんなに理系に偏っててもしょうがない。
水鏡: 文転する人ってどんくらいいるんだろうね。
鵺: わかんない。
水鏡: 私の友達で、理系科目が全部赤点っていう理系の人がいるのは何故?
鵺: 文系科目・理系科目にかかわらず、赤点はあっちゃマズいよ。
水鏡: 文系は赤点がない科目が結構あったよ。数学は赤点あったけどね。数学は平均が両方30ぐらいだったから、私はあのクラスにいると自分が数学できる気がしてきてしまって凄くヤバいんだけど。
鵺: 理系来る?
水鏡: それは厭! 無理に決まってんじゃん。
鵺: やっぱり?
水鏡: それとあと、やっぱり文系ってだけあって理系よりは現文できるんだなあ、って思ってちょっと安心した。
鵺: なんちゃって理系ってだけあって、隣のクラス(理系I類地理選択)よりは現文できるんだなあ、って。
水鏡: そっかあ。できてたんだ。
鵺: でも隣は人数が多いから。II類から上がって来た人も何人かいるし。
水鏡: やっぱねえ、やっぱ文系ってだけはあるみたい。本当に安心したの、私は、本当に安心したの。
鵺: なんちゃって理系の中にいると、やっぱ現文できないなあ、って思う。
水鏡: 現文は私、殆ど漢字間違いしかしてないから。
鵺: 漢字は得点源だなって思う。
水鏡: 何であんなことしてしまったんだろう私。
鵺: 現文は、小論は楽しいよ。倫理で最近生命倫理とか環境倫理とかやってるんだけどさあ、尊厳死の是非について書かされたの。その前に現文で安楽死やったから、結構スラスラ書けた。でも「もっと書くことあったなあ」って思う。まあ、倫理ではそんなに高度なものは全然要求されてなくて、「どんな感じで考えてますか? 箇条書きでもいいから書きなさい。」程度のもんなんだけど。それでもやっぱり文にして書いちゃうんだよ。
水鏡: 私「箇条書きでいい」って言われたら本当に箇条書きでがーって書くよ。
鵺: 箇条書きにするとスペースが勿体無い気がする。
水鏡: あー、勿体無いか。その精神は大切だと思うよ。
鵺: 現文は初見問題で全然点が取れないから、小論は必死こいて解く。やっぱり1点でも落としたらマズい。
水鏡: 初見全部できたの、早稲田の政経。へへへへ。やったー。
鵺: 現文って何勉強したらいいの?
水鏡: 何もしてません、ごめんなさい。
鵺: っていう返事が返ってくるだろうと思ったけどさ。
水鏡: だって現文って何勉強すんの? 態々勉強したの文学史だけだよ、今回。
鵺: つまりそれってもう、できるできないは本人次第っていう……
水鏡: 何か、勘。
鵺: 何か、そうだよね。現文の感覚っていうものがある人じゃないと駄目だよね。
水鏡: 本当に、悪いけど私は現文ができないって言われるとわからない。本当にわからないの、これは本当に悪いと思うんだけど。
鵺: 数学のわかんない人のことわからないんだけど。
水鏡: でしょ。
鵺: で、それで、「何でこういう風な思考過程にならないのかなあ」って思うんだけど、それは自分が現文ができないこととか体育ができないこととかを考えると、納得できる。
水鏡: 「こんな感じかなあ」って。
鵺: 最近は。幾ら数学の嫌いな人に数学好きになれって言ったって無理なのは当たり前の話であって。

おわり

鵺: そろそろ時間だね。
水鏡: じゃあ、ただの座談会終了!
鵺: え、ちょっと待って、唐突過ぎないか?
水鏡: いいよ、終了!
鵺: 終了!

(総録音時間 3時間35分4秒 ±8秒)