新暦旧暦対照表
日本の旧暦の各月について、以下の事項を列挙する。
- 月番号
- 西暦紀元前1年11月を第0月とする通し番号(節気番号と月番号を参照)
- 朔日
- その月の朔日(1日)の日付を、旧暦・ユリウス暦・グレゴリオ暦・ユリウス整数日 (JDN) で表したもの
- 二十四節気
- その月に含まれる二十四節気の日付を旧暦で表したもの
- ヒジュラ暦
- その月に相当するヒジュラ暦(イスラーム暦)の年月
ヒジュラ暦も朔望月を以て暦月としているので、旧暦とヒジュラ暦の暦月は一対一に対応する(但し日付は一致しない; 後述)
- ヘブライ暦
- その月に相当するヘブライ暦(ユダヤ暦)政暦の年月
ヘブライ暦も朔望月を以て暦月としているので、旧暦とヘブライ暦の暦月は一対一に対応する(但し日付は一致しない; 後述)
新暦旧暦対照表
表示範囲: 年 ~ 年
前660年(−659年)~2200年に対応しています。表示範囲を広くすると出力に時間を要するのでご注意ください。
注意事項
朔日と二十四節気に関して
- 本ページに掲載した朔日と二十四節気の日付は以下を根拠としている。
紀元前660–1872年について、国立天文台 暦計算室の暦月・節月データベースに掲載されているものと一致している。
- 453年以前: 平朔儀鳳暦により算出
- 454–1872年: 内田正男『日本暦日原典〔第四版〕』(雄山閣出版、
- 1873–1946年: 頒暦商社→内務省→神宮司庁→神宮神部署 本暦
- 1910年より旧暦の記載が廃止されたので、以降は朔日と節気を基に平山規則に従って置閏した。
- 1923–1944年の間は一部の節気の記載が無かったので、略算式により算出して補った。
- 1947年: 東京天文台編纂 暦象年表
- 1948, 1950–1954年: 東京天文台 暦象事項抜萃
- 1949年: 東京天文台編纂 理科年表
- 1955–2026年: 東京天文台→国立天文台 暦要項
- 2027年以降
- 略算式により朔日と節気を算出し、平山規則に従って置閏した。
- 閏秒等による調整は発生しないものとした。
- 1948年の暦象事項抜萃に拠ると、1948年の立夏はグレゴリオ暦5月5日23時53分(中央標準時)であった。
本ページでは当時施行されていた夏時刻(サマータイム)を反映して、立夏の日付を5月6日に当たる日(旧暦1948年3月28日)とした。
- 1950年の暦象事項抜萃に拠ると、1950年の大寒はグレゴリオ暦1月21日0時0分(中央標準時)であった。
この大寒の日時を略算式より求めると1月20日23時59分34秒となるが、本ページでは暦象事項抜萃に従って大寒の日付を1月21日に当たる日(旧暦1949年12月4日)とした。
- 旧暦2033年及び2147年の置閏については2033年旧暦閏月問題を参照。
元号紀年法に関して
- 明治以前の各元号は、改元の布告日とは無関係に、元年の年初より適用した。詳細は元号対照表を参照。
- 改元以外の理由で廃止された元号は、その終了時期までは新元号と併記した。
- 「治承」(源氏方): 1183年10月(寿永二年十月宣旨)まで
- 「寿永」(平家方): 1185年3月(安徳天皇崩御)まで
- 「正慶」(鎌倉方): 1333年5月(鎌倉幕府滅亡)まで
- 「元中」(南朝方): 1392年閏10月(南北朝合一)まで
- 元号「平成」はグレゴリオ暦1989年1月8日より適用されているが、この日は旧暦1988年12月1日に当たる。
本ページでは旧暦1988年12月を便宜上平成0年とした。
- 旧暦2019年4月以降の元号は一律に「令和」とした。
各暦法に関して
- ユリウス暦は紀元前45年に制定されたものだが、それ以前の日付にも今日の暦法を遡及的に適用している(先発ユリウス暦)。
特に紀元8年以前は、当時の置閏誤りのため、当時実際に使用されていた日付とは必ずしも一致しない。
- グレゴリオ暦は1582年に制定されたものだが、それ以前の日付にも今日の暦法を遡及的に適用している(先発グレゴリオ暦)。
- ヒジュラ暦はヒジュラ紀元の紀年法と一体で運用されている純粋太陰暦である。
太陽年との同期は取られないため、ヒジュラ暦の各年がキリスト紀元で何年であるとは一概には言えない。
- ヘブライ暦は創世紀元の紀年法と一体で運用されている太陰太陽暦である。
創世紀元の年はキリスト紀元の年に3760年を加えた値である。
- ヒジュラ暦やヘブライ暦の月初日は、日本の旧暦の月初日(朔日)とは一般には一致せず、概ねその翌日か翌々日である。これは以下の理由に因る。
- 各暦法の基準とする時刻系が異なる
- ヒジュラ暦やヘブライ暦では夜半(0時)ではなく日没を以て日の境界とする
- ヒジュラ暦やヘブライ暦では朔日ではなく「朔以降で最初に月が見え始める日」を以て月初日とする
- ヘブライ暦では宗教上の理由に因る月初日の調整がある
- 本ページではいずれの暦法でも月名を一律に「1月」…「12月」と表している。原語での名称との対応は下表の通り。
- ユリウス暦/グレゴリオ暦は、歴史上ヤーヌアーリウス以外を年初とする運用も広く行われてきたが、本ページでは一律にヤーヌアーリウスを「1月」としている。
- ヘブライ暦は、ニサンを年初とする教暦ではなく、ティシュリーを年初とする政暦を示している。
- ヘブライ暦の閏年はアダルを2回繰り返す(第一アダル・第二アダル)。本ページでは第二アダルを「閏6月」と表記する。